ガスマスクの誕生


三宅島に行くならガスマスクが必要といわれ、ネット通販でも購入できるGM76やGM77というものが販売されている。

顔を覆い毒ガス・粉塵・有害なエアロゾル・微生物などから体を守るガスマスクは、鉱山技師のアレクサンダー・フォン・フンボルトが粉塵防護用に1799年開発したの物が最初だといわれる。

その後、消防用にガスマスクが作られている。酸素ボンベを背負い酸欠状態でも活動できるスバートン式が1874年に開発されたが現在でも使用されている消防用ガスマスクの原型だ。

軍事用のガスマスクは、第一次世界大戦で化学兵器が大規模に使用されたことからイギリス軍で1915年にガスマスクが支給され始めている。この頃のものは、少量の有毒ガスに汚染された空気をその有毒ガスを除去する吸収缶タイプのフィルターを通すことによって無害化するガスマスクである。

吸収缶フィルターには寿命があり、有効期限や汚染環境での使用時間を的確に管理する必要があった。第二次世界大戦中アメリカ軍は分離式のM4ガスマスクを使用していた。

M17ガスマスクが1960年代に採用され、以降30年間にM17A1、M17A2と改良し使われている。1991年湾岸戦争で砂漠用に新型が開発され今MCU-2/P Protective Maskが使われる。

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ガスマスクの構造

ガスマスクは、鼻と口を包み外気を遮断するものだが、半面マスクタイプは下顎から鼻までを覆うものである。

全面マスクタイプは、下顎から額まで覆うものだ。ガスマスクの構造は、別々に吸気口と排気口をもち、両方とも内側に逆止弁が付いている。排気口は着用者の口に近い場所にあることが多い。

吸気口は一つもしくは二つ付いていて、両方にフィルターの吸収缶が取り付けられている。初期のガスマスクは正面に取り付けられていたが、今では左右のどちらかに選択して取り付けるようになった。

これはマスクをしたまま銃を構えると吸収缶が銃と接触して扱いにくいため利き腕で選択できる。ガスマスクを装着すると声が外へ聞こえにくくなるため、ボイスエミッターという電気的に音声を増幅してマスクの外へ出す装置が内蔵されている。

また、無線機と接続して使用することも出来る。 アンプリファイアーはガスマスクを装着時に耳がフードでふさがれ、音が聞こえにくくなるための補聴器のような装置も付いている。

水分の補給も必要になるが、給水口からはガスマスクを装着したまま水が飲めるようにストロー装着できるようになっている。

ガスマスクの種類

ガスマスクの種類には、濾過式は少量の有毒ガスに汚染された空気をその有毒ガスを除去する吸収缶フィルターを通し無害化するタイプのガスマスクである。

マスクとフィルター部分の接続が直結式と隔離式に分類できる。第二次世界大戦後はフィルターの性能向上により直結式が主流となっている。

吸収缶フィルターの種類には、有機ガス、ハロゲン、青酸、硫化水素、アンモニアなどの種類があり、吸収缶だけを取り替えることもできる。

このガスマスクはガス種類の合わないと効果が無いから事前に現場の状況を確認しておく必要がある。供給式は有毒ガスに汚染されたものや酸素不足の空気を完全に隔離しておき、代わりに外部から安全な空気を供給するタイプのガスマスクである。

自給式は空気ボンベや酸素発生缶によって清浄な空気をマスクに供給するタイプである。ガスを通さない全身気密スーツにボンベを組み合わせた自給式加圧服というものもある。

送気式はコンプレッサーで発生させた圧縮空気を、チューブを通してマスクに送る方式である。このガスマスクは作業時間の制限が無いが、行動範囲がチューブの取りまわせる範囲に限定される。


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